【MSPP】Dataverseのテーブルの種類について

 ※この記事は逐次アップデートされます。

 Dataverseで作成できるテーブル(エンティティ)の種類です。

大分類:

 ・標準テーブル(スタンダード)

  普通のテーブル。アカウント、部署、連絡先、タスク、ユーザーなどよく使われるとMicrosoftにより思われているものがすでに用意されている。

 ・活動テーブル(アクティビティ)

  件名、開始時間、終了時間、期日、期間など標準テーブルの情報を補完する項目が存在するテーブル。予定、タスク、電子メール、電話など、Microsoftによりよく使うと思われているテーブルがすでに用意されている。

 ・仮想テーブル(バーチャル)

  Dataverse以外の外部データをDataverse内のテーブルと同じように扱うための仕組み。Dataverse内のテーブルを仮想テーブルに変換することはできない。

  状態または作成日、修正日などのシステム管理列はない。

  Dataverse監査に対応していない。

  ロールアプ、計算列を設定できない。

  ダッシュボードとチャートを作成できない。

  キュー、ナレッジマネージメント、SLA、重複検知、変更追跡、モバイルオフライン機能、列のセキュリティ、Dataverse検索、Power Pagesに対応していない。

  所有は組織のみ。行レベルのDataverseセキュリティは設定できない。

  列のメタデータプロパティはない。

  ビジネスプロセスフローを作成できない。

  (例:Azure SQL Dataverseのデータを仮想テーブルとしてソリューション内に配置する。)

 ・弾性テーブル(エラスティックもしくは柔軟 )

  非常に大きなデータセット用のテーブル。

  標準テーブルの機能+Azure Cosmos DBを活用した独自の機能を持つ。。

  1時間ごとに数千万行を自動的に取り込む。

中分類:

 ・標準テーブル

  Microsoftにより用意されているテーブル。アプリの開発に役立てることを想定されているもの(カスタマイズ可能)とシステムで使用するもの(カスタマイズ不可)がある。

 ・カスタムテーブル

  ユーザーが作成したテーブル。すべてカスタマイズ可能である。
  と、思ったのだが、Microsoft Entra IDテーブルなどMicrosoftにより作成されたテーブルもカスタムテーブルになっているし、AICopilotテーブルに至ってはなぜかカスタムテーブルでカスタマイズ不可。よくわからん。

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