今日ご質問を頂きましたことを書きたいと思います。その方は膨大な動画のデータを扱っておられる方なのですが、データをコピーするのにUSBやLANやHDDを直接接続する方法があるが、どれが一番速い?と聞かれました。理論値で考えるとこうなります。
SATA3.0 | 6Gbps |
USB3.0 | 5Gbps |
SATA2.0 | 3Gbps |
LAN(1000BASE-T) | 1Gbps |
USB2.0 | 480Mbps |
LAN(100BASE-T) | 100Mbps |
しかし実際の速度は理論値ほどでません。同じSATA3.0の規格でもチップセットによっては速度が変わってきます。さらに、チップセットやCPUの構造によってもベストな接続が違います。例えば2つに分かれているチップセットの場合、その二つのチップセットを結ぶバスのスピードが遅いとボトルネックが生じ、速度が低下します。
図の場合、BからDへの転送スピードはSATA3.0であるにもかかわらず、チップセット間のバスのスピードに足を引っ張られ、2.5Gbpsになってしまいます。
チップセットの仕様は仕様で、マザーボードメーカーがどのような配線にするかという問題もあります。(図でいうとBから2本、Dから4本線がでているという具合、その場合はパソコンを開けてマザーボードのマニュアルを見ながら確認すると大体分かる。)
一番確実なのはCrystal Disk Markで計測することですが、今までの経験から言うと、
SATA3.0 > USB3.0 > LAN(1000Base-T)
です。
転送速度の件了解しました。大変わかりやすい説明に感謝します。一般的なデーターはLAN100で転送しても特別不自由は感じませんが、映像データしかもハイビジョンの場合16G~20Gとなりますので、LAN100でやろうとすると気の遠くなる時間がかかるようです。やはり映像データは近距離でUSB3.0でやるのが安上がりで賢いですね。北と南のブリッジ転送速度にも限界があることを初めて聞き大いに参考になりました。内蔵型のハードディスクを組み込む事も良いですが、内部のSATAコネクターがすぐ抜けてしまうタイプのもあるので、内部はあまりさわりたくないですね。かえって昔のATAのほうがしっかりささって抜ける事はありませんでしたが、SATAは古いのは止めがないため知らぬまに抜けている事があります。まあUSB3.0へのパソコン内部コードのコネクタもあんまり信用性が無いですね。こないだもUSB3.0が働かないのでしらべたら中のコネクタが抜けてました。もう少し信頼性の高いコネクタを開発してほしいですね。