hpのワークステーション、wx6400にWindows10をインストールして使えるようにしてみました。その備忘録です。
まず蓋を開けて、膨れている電解コンデンサがあるか確認します。
膨れているコンデンサはないので大丈夫そうです。
調べるとCPUはIntel Xeon 5160 Dual-Core 3.0GHzが載っています。グラフィックボードはNVIDIA Quadro FX 1500です。メモリは667MHzのFB-DIMM 1GBが2枚で2GB。一昔前というより二昔前のプロ用機といったところでしょうか。
せっかくなので、SSDにアップグレードします。比較的安価でMLCということでTranscendのTS128GSSD370Sにしました。CFDのMLCのSSDはもう売ってないんですね。
MLCとTLCの違いは下記の記事をご覧ください。
さて、SSDを取り付けようと思うのですが、hp独自のマウンタですので取り付けられません。
さて、どうするか。
そんな時に重宝するのがこれです。
センチュリーの裸族のインナー。要は2.5インチSSDやHDDを3.5インチHDDと全く同じねじ穴にしてしまいます。その結果、この通り。
バッチリです。
中を掃除してSSDを搭載するとこうなります。
電池が切れていましたので交換しました。コンビニで売っているCR2032、ボタン電池です。
これで、やっと準備ができましたのでWindows10をインストールします。
すんなり入りましたので驚きました。ですが、グラフィックボードのドライバがないので、ワイド液晶なのに画面の縦横比が変。
それで、グラフィックドライバはnVidiaのサイトからquadro FX用のものをダウンロードしました。
win8用とありますが、正常に動作しました。
さて、最後はチップセットドライバです。
この状態では納得がいきません。探したところ、下記URLにWindows Vista用ですがドライバを見つけました。
入れてみると、この通り。
メモリは少なめですが、SSDのスピードによってまだまだ使えそうです。
ここ数年前のPCは少し手を加えるだけでこのようにまだまだ使えるものもあります。押し入れにはとんだ掘り出し物があるかもしれませんね。